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2008年8月

2008年8月28日 (木)

クロイトトンボと アジアイトトンボ

幾種類かのトンボにとって 
田んぼは棲み心地の良い環境のようです
公園の里山に広がる田んぼは 今の時期 
稲穂がふくらんで もうすこしで おじぎをしそうですが
まだ株間から水面をのぞくことができますし
そこにツンツン飛行するイトトンボを見つけることもできます

前回の記事と日が前後しますが・・・12日のこと 
クロイトトンボの未成熟固体と思われるトンボを見かけました
このトンボの♂は 成熟すると 腹部の先のほうに
2本の青い帯ができ 初心者の私にも見分けられますが
未成熟固体にも うすい2本の帯が見えます
(この他 オオイトトンボなども腹部の先に2本の青い帯があるようです)  

この青い帯が1本の アジアイトトンボの♂
クロイトトンボ♂は成熟すると胸に青灰色の粉を吹き
体全体が青っぽい印象をうけますが
アジアイトトンボ♂は成熟しても 青灰色の粉は吹かず
体も黒っぽい印象をうけます

27日 クロイトトンボの産卵を写す事ができました

クロイトトンボ 未成熟個体  8/12撮影 
20080812_kuroitotonbo

クロイトトンボ産卵   8/27撮影 
20080827_kuroitos750
長池公園にて

   flag クロイトトンボ メモ
     イトトンボ科
     ♂は成熟すると腹部第8節から先の2節が青くなり 
     また胸に青灰色の粉を吹く  

アジアイトトンボ ♂ 8/27撮影
200800827_asias750

アジアイトトンボ ♀の未成熟個体 8/27撮影
200800827_asias800
長池公園にて

   flag アジアイトトンボ メモ
     イトトンボ科
     ♂は成熟すると腹部第9節だけが青くなる 
     胸に青灰色の粉は吹かない
     北海道から南西諸島まで広く分布

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2008年8月26日 (火)

キイトトンボ

少し前のことになりますが・・・
18日のお昼ころ 公園里山の田んぼで Uさんにお会いし
そこにいらした もう一人の方と 少しの時間 
トンボ探しをご一緒しました

何人かの大人が 田んぼの畦を 腰をかがめながら 
捜しものをして歩いている様子は 事情を知らない人が見たら 
なにやら怪しいものに見えるに違いありません
本人たちは いたって真面目で もしかすると夢中になっているのですが
それがまた 一層その場を 怪しいものにしているやもしれません

稲の株間に目をこらしていると・・・
ツンツンツンと飛行しているキイトトンボを発見
♂♀合わせて5頭程を確認できました
Uさんはクロイトトンボも見つけられましたが
キイトトンボの黄色もクロイトトンボの2本筋の青色も
稲の葉の緑色にとても良く似合って きれいでした

20080818_kiitotonbo 20080818_kiitotonbo2
長池公園にて

flag キイトトンボ メモ
イトトンボ科
♂は腹部第7節から先に黒い紋がある  ♀にはない

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2008年8月25日 (月)

ヤブヤンマ

その日のお昼休み
公園の池沿いの歩道を帰る途中
藪から突き出た枯れ枝に 青い目のトンボが
ぶら下がっているのに出会いました

実はその場所の別の枝先では オニヤンマの姿を
これまでに3回目撃していましたから
そこを通るときはいつも気を付けています

ヤンマの仲間は朝夕に飛翔し 日中は休んでいるようですから
比較的 見つけやすい時間帯なのかもしれません
それにしても目の青がきれいでした

20080814_yabu_yanma 20080814_yabu_yanma_1s1024 20080814_yabu_yanma_2
長池公園にて

flag ヤブヤンマ メモ
ヤンマ科
♂は成熟すると 黄と黒の縞模様の黄色が緑と青に変わる
♀は産卵管で植物などの中に産卵する
枝などにぶら下がって止まり 一度飛び立つとなかなか止まらない

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2008年8月24日 (日)

コオニヤンマ

大きな池にくらす生き物たちの種類と数を
はたしてどれ程と 想像しようにも
知らぬことが多すぎて かいもく検討がつきません

水底に潜むもの 水中を泳ぐもの 岸のしげみで息をこらすもの 
そして 水面を進み 水上を飛び交うもの
きっと目に見えている生き物たちより
目には見えない場所でくらす生き物たちの方が
はるかに多いことでしょう

水上を飛び交うもののひとつ トンボ
しかしサナエトンボの仲間は 飛び立っても
すぐにまた止まってしまうようですから
止まっているところを見つければ
写真に撮るチャンスは多いかもしれません

このコオニヤンマ
大きな池の防護柵の支柱にかかった
ステンレス製の光るリングが気に入ったのか
近づいても飛び立つこともなく じっとしたままでしたが
緑に輝く複眼の黒い目だけは 私の動きを追っていました

20080815kooniyanma 20080815kooniyanma_1 20080815kooniyanma_2
長池公園にて

flag コオニヤンマ メモ

サナエトンボ科
サナエトンボの仲間では最大
成虫は5~9月に発生
体の大きさにくらべ頭は小さく 
一対の小さな角状の突起がある
後脚が長いのが特徴
♀は短い生殖弁で打水産卵をする
止まる時は 水平に止まる

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2008年8月22日 (金)

オオムラサキ

子供のころの経験も含めて 蝶の飛翔についての認識は
低いところを舞っているというものでしたが
この六月 オオミドリシジミについてSさんから
樹上の葉に止まる特性を教えていただき
また 見かけた蝶について図鑑で調べていくうちに
ずい分と高いところを飛ぶことがわかりました

午前中のあいた時間にいつもの公園へ出掛け
里山を歩きながら田んぼや山の中腹を眺めていて
畑の上空を山側に向かって舞う蝶を見つけました
目をこらして見上げても わかるのは薄い茶色だけ
目で追う内に山の木の上に降りました

15~20mほど離れていて 手にしたカメラの望遠でも
思うようにピントが合わず 掲載した写真が精一杯の撮影でした
モニタで確認しましたが 始めて見る蝶でした
あとになってオオムラサキとわかるのですが
それと知っていれば また ちがった思いで
ファインダをのぞいていたかもしれません   

20080821950 200800821_1024

200800821_s925
長池公園にて

flag オオムラサキ メモ
・分布 北海道(西部) 本州 九州 
・生態  越冬幼虫は食樹のエノキ根際の落葉下でゴマダラチョウの幼虫と発見される
           成虫は年1回 暖地では6月中~下旬 寒冷地7月中・下旬から発生 
           樹上をコムラサキ亜科特有の飛び方で旋回し高飛することが多い
           関東地方ではクヌギ・コナラを主体とする雑木林にすみ樹液に集まる
・食性 幼虫の食草はニレ科のエノキ エゾエノキなど
                          参考:「日本産蝶類標準図鑑」学習研究社

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2008年8月20日 (水)

オニヤンマ

その日のお昼頃 チョウトンボを見た公園里山の小屋の前でのこと
その姿はトンボ界の王者らしく威厳さへ感じさせるオニヤンマ
里山を 地上1.5mほどの高さで ゆったりと巡回していましたが
その飛行コースに たまたま私が立ってしまったせいか
その後 巡回の途中で私をグルリと一回りして往くようになりました

外敵とみて 緑の目と翅音で威嚇していたのかも知れません
あるいは 汗の臭いが気になったのかもしれません
トンボ初心者の私は ただただ単純に
「もしかすると手乗り・・・」の思いで
ゆっくりと腕を上げ 人差し指を出してみました

20080815_s1024
長池公園にて

「オニヤンマ」メモ
日本で一番大きなトンボ
北海道のものは小型 西表島のものは大型で
♀の翅基部はオレンジ色
♀は長い生殖弁を持ち砂泥底に弁を突き立てて産卵
幼虫は浅い流れの底に潜って生活し5年後に羽化
成虫は6~9月頃発生
 
ウキペディアから抜粋
成熟したオスは一定の区域をメスを求めて往復飛翔する。
従来、この往復飛翔は縄張り維持とされていたが、
最近の研究で、オスは羽ばたくものはすべてメスと見なし、
出会うオスもメスと見なして追いかけるもので、縄張り維持ではないことがわかった。
この羽ばたくものをメスと見なす行動は成熟したオスに見られるもので、
他には回転しているもの(扇風機や円盤や製材所のノコギリなど)にも反応する。
また、水の小さな落ち込みに反射した陽にも反応することから、
光のフラッシュをメスの羽ばたきと認識してしまうようで、この性質を利用して、 
色々の色の回転円板を利用して色覚を実験したところ、緑色に最も高い反応を示し、
また円板は大きい程オスの反応が高く、メスが大きい程オスを引きつけることを示唆しており、
トンボでは異例なメスがオスよりも大きい理由と推定される。  

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2008年8月 8日 (金)

オナガサナエ

昨夕 公園内の管理事務所横の歩道で オナガサナエに出会いました
近づいても逃げる様子はなく  カメラを向けても我関せずの風
ならば顔のアップをと一歩踏み込んだ瞬間 ハッと飛び上がるや
スッと降りてくれた場所が シャッターにのせた右人差し指・・・
「手乗り」と「撮影」が頭の中でぶつかって一瞬思考がフリーズ

記念の写真は しかしシャッターの指を動かすことが出来ず
カメラでカメラを撮ることもできず フリーズが解けた後
結局 傍らで笑っていた妻に 撮ってもらいました

20080807_onagasanae 20080807_onagasanae_1 20080807_onagasanae_2 20080807_onagasanae_3
長池公園にて

flag 「オナガサナエ」メモ

  ・日本特産種で 本州東北部から九州南部にかけて分布
  ・成虫は6~7月頃に羽化 成熟成虫は7~8月 
   おもに平地から丘陵地にかけての河川上流から中流域で見られる
  ・♀は川の上でホバリングしながら卵を落として産卵

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2008年8月 6日 (水)

チョウトンボ

いつも出掛ける公園の東端には
昔ながらの風景が残る里山があり
トンボが主の小さな池から流れ出た水が
途中 畑や田んぼを潤しながら
中央の大きな池へと下っています

先月のこと この田んぼについて
Sさんからトンボの羽化する様子を教えて頂き
Tuさんからはチョウトンボの話しを聞くなどして
一度見てみたいとの思いから 公園へ出掛けた折には 
朝夕の別なく田んぼに寄ってみることにしています

その日はすでに午後3時を過ぎていましたが
田んぼの畦に出て 稲の株間の水面を見ていると
田の中央あたり 風にゆれる稲の葉先で
何かがハラハラと飛んでいるのに気付きました
トンボにしては 後翅が 幅広で 青紫色・・・

あっ! チョウトンボ・・・!

20080804_chotombo20080804_chotombo_3

20080804_chotombo_120080804_chotombo_2
           長池公園にて

flag 「チョウトンボ」メモ
環境
本州東北部から九州にかけて分布。
幼虫は、挺水植物の根や水底の沈積物や泥に潜り、
成虫は、おもに平地から丘陵地のヨシやガマなど丈の高い挺水植物が
繁茂する腐植栄養型の池沼に生息。

生態
羽化は6月後半より始まり成虫は7~8月を中心に見られる。
幼虫はおもに夜間、挺水植物の茎や葉の裏などに定位して羽化。
羽化後、未成熟個体は羽化水域近くの高木樹冠の開けた空間を飛ぶ。
成熟したオスは、水辺に戻りテリトリーを形成。
交尾後のメスは、挺水植物際や沈水・浮遊植物のある水面に打水産卵。

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2008年8月 3日 (日)

「ライチョウ」 メモ 最近の新聞記事から・・・

flag 08年7月28日 朝日新聞夕刊
信州大学(中村浩志教授)が
山梨県の南アルプス北岳(3193m)で今回行なった調査で、
親鳥と数羽のヒナを確認。
昨年秋の現地調査では一羽も確認されなかった。
   

flag 08年7月18日 朝日新聞
信州大学が行なった調査によって、乗鞍岳での個体数が
03年の120羽からこの5年間で170羽に増えた事が確認された。
岐阜県が03年から始めた乗鞍スカイラインのマイカー規制や登山者の
立ち入り規制の効果の表われと思われる。  

しかし全国的には、
20年程前の推定個体数約3千羽が現在では1650羽と40%減少、
観光道路や登山道の整備が進んで登山客が増え、ふもとの開発によって
ニホンジカやニホンザルなどが高山帯に侵入し、ライチョウのエサである
高山植物を食い荒らすことが原因と見られる。
   

flag 08年7月2日 朝日新聞
環境省のレッドリストで絶滅危惧(きぐ)類に分類されている
日本のライチョウは世界の最南端に生息する貴重な鳥、
標高2400メートルで高山植物を食べる為、低地での飼育は餌や温度管理が難しく
このまま温暖化が進めば、生息地を奪われる恐れがあり、
ライチョウを「第二のトキ」にしないよう、上野動物園では技術が確立している
ノルウェーのトロムソ大学に研修職員二人を6月27日に派遣した。
   

flag 08年5月23日 朝日新聞
野生動物が高山帯に進出している理由には、地球温暖化の影響や、
低地での環境変化など、様々な要因が推定されるが明確ではない。
食害で高山植物が減少したり、ライチョウの生息環境が脅かされることが
危惧される。
   

flag 08年4月16日 東京新聞長野 
小谷村の栂池高原観光協会が実施しているヘリスキー事業について、
ライチョウの生息環境への影響は見られないとする調査結果が
十五日、白馬乗鞍岳周辺の冬季利用のあり方検討会で報告された。
   
調査は村から委託された山岳環境研究所(白馬村)が昨年二月から行い、
天狗原下部のヘリスキー滑走コース近くのライチョウの冬期生息地でも
個体群に目立った変化がないことから「影響は出ていない」との見解を示した。
   

flag 08年4月6日 信濃毎日新聞
5日信州大学の中村浩志教授(鳥類生態学)は、
北安曇郡小谷村の栂池高原観光協会などが運営するヘリスキーのヘリポートが、
中部山岳国立公園の特別保護地区内にあった問題を受け、ヘリスキーの利用客が
滑走する北アルプス白馬乗鞍岳(2、436メートル)の一帯を調査、
繁殖地の山頂付近で多数のスキーヤーとスノーボーダーを確認し、
「滑走中にライチョウに危害を与える可能性が高い」
「運航自体を止めるべきだ」と訴えた。
   

flag 07年5月22日 朝日新聞
南アルプス北部の標高1500~3000メートルの亜高山・高山帯の多様な
高山植物が、ニホンジカの食害で壊滅し、危機的な状況にあることが
21日林野庁中部森林管理局(長野市)発表の調査報告書でわかった。
   
低山帯で畑などを荒らすニホンジカが、有害獣駆除の影響などで、
エサを求めて標高の高い場所へ登ってきた可能性がある。
   
報告書によると、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、タカネマツムシソウ、
オヤマリンドウなどの高山植物が消滅、ラン科の植物も深刻で、
環境省のレッドデータブックに記載されているホテイアツモリソウや
キバナノアツモリソウは、確認できなかったという。
高山植物の被害は約5年前から顕著になり始めたとみられ、
このままだと高山植物が消滅するのは時間の問題としている。
   

flag 06年7月12日 信濃毎日新聞
飯田下伊那地方の有志でつくる「南アルプスを語る会」は、
絶滅が危ぶまれている登山客が持ち込むペットからライチョウを守ろうと、
注意を呼び掛ける看板を塩見岳(3047m)や赤石岳(3120m)に至る
下伊那郡大鹿村の鳥倉登山口に設置した。

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